ハトは歩行時に首を前後に振りながら歩くことで
知られている。
この動作はハト科以外の多くの鳥でも見られる
が、ハト(特にドバト)は、警戒心が非常に弱く、
歩いている状態で身近に見かける機会が多い
ため、多くの人々から「首を振る鳥」として認知さ
れている。
この首振り歩行は、暗闇や、ベルトコンベア上を
逆向きに歩かせたときは行われず、胴体が前
進しているときでも頭部だけはなるべく長時間
にわたって空間内で静止するよう首を前後させ
ているため、視覚情報(あるいは聴覚、平衡感
覚なども)を安定して得られるように行われてい
るものと考えられている。
また、首振りのタイミングは、体重を片脚で支え
ている間も重心が安定する位置に来るようにな
っている。
それゆえに「安定して歩行するため」という説も
あるが、ハトも高速での歩行時では首振りを行
わないため、やや疑わしい。